貴社の「歴史」を、そしてその歴史を支えた「人」を、
言葉と絵による「物語」にするサービスです。

創業や事業の歩みを再構成し、「伝わる物語」に。
心を動かす成功譚や、先人たちのキャラクター化などにより、
ブランドや理念の理解と共感を促します。

「マンガ社史」とは

企業・団体の歴史を、起承転結のある「マンガ」にします

創業時のエピソード、創業者の半生、苦境をどのように乗り切ったか、どのようにしてイノベーションを起こしたか、そしてどのように会社を改革し、成長させたか——。これらを、ドラマ性・ストーリー性のある「マンガ」にするサービスです。

マンガ社史の、3つの作成メリット

マンガという表現を社史をはじめとするビジネスツールとして活用する場合、以下の3つのメリットがあると当社は考えています。

読ませる力・引き込む力」が高い

マンガには、読者にとってどんなに興味の薄いテーマでも、「つい読んでしまう」導入力があります。また、社史や理念といった「堅苦しそうで読まれにくい情報」と相性がよい傾向があります。

理解のスピード」が早い

絵・構図・セリフを組み合わせることで、「複雑な内容」でも直感的に伝えることができます。チャートや写真、技術解説などの挿入も自由自在。「わからせる表現」が作りやすい形態です。

「感情」を動かすことができる

物語化することで、その世界に読者を引き込み、没入させる効果に優れているのもマンガの大きな特徴です。理解の段階を超え、 「好きになる」「覚えている」コンテンツにしやすい表現です。

当社が社史マンガで特に注力する「3つの力・3つの特色」

企業の歴史をマンガ化するためには、3つの力が必要。当社はそのいずれにも注力し、最大の効果を発揮できるようにしています。

「言葉」の力

企業コンテンツの経験豊富な
ベテランのコピーライターが企画・シナリオを担当

広告・販促分野で20年以上培ってきた、「価値を伝えるための表現」や「感情に訴える表現」「興味や共感・好意を生む表現」を駆使します。

「構造」の力

「物語性」はもちろん、「理解しやすい流れ」なども
十分に考慮してシナリオを作成

読ませて引き込むためのストーリー展開はもとより、企業の本質や伝えたいポイントをよりわかりやすくするための「構造」にこだわります。

「絵」の力

「企業案件では何が重要か」をしっかりと理解した
熟練のマンガ家を起用

「伝わる絵=有名・人気マンガ家の絵」ではありません。その物語を「伝えるために最適な絵」を模索し、ベストな作家と絵柄を選定をします。

表現スタイル例

フルマンガ化

数ページ〜数十ページの、ストーリー性が明確なマンガに仕上げます。

●起承転結のあるかたちで情報を伝えたい場合
●歴史や世界観に、読者を引き込みたい場合
●最初から最後まで、すべて読ませたい場合

マンガ+テキスト・別企画

マンガは興味喚起用の導入部や補足要素として作成。しっかり説明したいメイン情報に読者を誘導できるようにします。
クイズなどの別企画と連動させることも可能です。

●しっかり伝えるべき情報のボリュームが多い場合
●教育性が高いコンテンツの場合

マンガ+小説風の文章

全体をストーリー性の高い小説的に仕上げつつ、見せ場の部分のみをマンガにします。

●起承転結のあるかたちで情報を伝えたい場合
●歴史や世界観に、読者を引き込みたい場合
●親しみやすさを演出したい場合

制作実績(一部)

某飲料会社様
清涼飲料水ブランド
マンガブランド史

日本人なら誰もが知る炭酸清涼飲料水、そしてカクテル等の割材として愛され近年はストレート飲用も定着した炭酸水ブランド。2つのブランドの歴史をマンガ化しました。
●受注元:某大手広告代理店様

●表現スタイル:フルマンガ化
●当社受託:マンガ化企画、ストーリー原作、マンガ化ディレクション

アサヒ飲料様
生産技術史

「工場」と、そこで働く技術者やオペレーターの方々にフォーカスを当て、現在の生産技術がどのような苦難を乗り越えて確立されたかを表現しました。
●受注元:某大手広告代理店様

●表現スタイル:マンガ+小説
●当社受託:ストーリー化企画、本文、マンガ化ディレクション

某IT企業様
社員向け
マンガ&クイズコンテンツ

事務機器の輸入・製造・販売にルーツを持つIT企業様が、社員における自社のルーツと理念・企業文化の理解と次代への継承を目的として作成した、社内限定コンテンツを当社が作成しました。
●受注元:某大手総合印刷会社様
●表現スタイル:マンガ+解説+クイズ
●当社受託:企画、ストーリー原作、マンガ化ディレクション、マンガ以外のコンテンツ制作、Web制作を含むディレクション

その他の用途

「マンガ」という表現の可能性は無限大。年史・社史のマンガ化以外にも、さまざまなビジネス用途に適しています。

販促ツール新商品・戦略商品・サービス等の特徴や魅力のアピールに。クローズドキャンペーンなどにも応用できます。
教材・解説ツールわかりにくい制度や、複雑な商品・サービスの理解促進ツールとして。
活用例・事例新商品・戦略商品サービス等の活用方法の具体的な紹介や、事例の紹介に。
CSRツール写真+マンガでCSR活動の広報ツールに。
啓発・問題提起ツールマンガならではの臨場感や感情移入のしやすさを生かし、社会問題等の啓発・理解促進に。
ファン育成自社サイトやSNSなどで連載して、ファンの獲得・育成に。

制作の基本的な流れ

マンガは作画の段階になると修正が困難になるため、前段階でしっかり内容チェックができる流れで進行します。制作のすべてを当社および代理店様が行います。
クライアント企業様には資料のご用意、テーマやあらすじのご決定、各段階での内容や表現のチェックを行っていただきます。

STEP

お打ち合わせ・取材・資料収集等

目的・ご要望・希望納期などをヒアリング。並行して、現在貴社がお持ちの資料などをお預かりします。


STEP

テーマ・企画・あらすじ+マンガ家候補のご提案[企画書ベース]

ヒアリング内容と資料をもとに、コンテンツのテーマ・方向性と、設定・あらすじなどをご提案します。また、同時に、その企画に最適なマンガ家をご提案します。


STEP

プロット[企画書ベース・文字]

OKをいただいたテーマ・方向性・あらすじ等をもとに、より具体的なストーリーの「プロット」を作成し、ご確認いただきます。


STEP

シナリオ[Word原稿ベース・文字]

ご確認いただいたプロットを、より詳細でコマ割・絵柄までを意識した「シナリオ」にします。


STEP

キャラクターデザイン[絵]

シナリオの内容にあった登場人物の容姿等を、マンガ家がご提案します。実在する人物の場合は似せることも可能です。


STEP

ネーム[絵]

シナリオを実際のマンガの「下書き」の状態に落とし込みます。この際、「こうしたほうが読みやすい・心を打つ」といった判断から、マンガ家がシナリオを若干アレンジします。この状態で、内容をすべてご確認いただきます。


STEP

作画・ペン入れ[絵]

ネーム段階でOKをいただいたら、ペン入れと着彩(色付け)を行います。


STEP

写植入れ〜完成

作画がすべてOKになったら、フキダシ内などの文字を配置します。これで完成です。
※実際には写植(アナログ)ではなくデジタルで文字入れしますが、慣例的に「写植」と呼んでいます。

原作者のご紹介

五十畑裕詞 Isohata Yushi

有限会社スタジオ・キャットキック 代表
コンストラクティブ・コピーライター/プランナー

1969年生まれ。ギリギリ昭和マンガ世代ですが、令和のマンガも読んでます。
情報の構造化と言語化を通じて企業のマーケティング課題・コミュニケーション課題などを解決に導く「コンストラクティブ・コピーライティング」をテーマに活動中。「社史マンガ」も、その一環として取り組んでいます。
得意技は「複雑な状況を整理してストーリー化すること」「混沌とした状況からコンセプトを見出すこと」「読ませるリードコピーを書くこと」。プロだからできることに、とことんこだわっています。

販促・PRマンガ関連(社史マンガ以外) 企画・原作・シナリオ実績

  • 某信用情報管理団体『個人信用情報啓発パンフレット』企画、マンガ原作、コピーライティング
  • 某航空系クレジットカード会社『マイレージクラブ オペレーションガイド』企画、マンガ原作、コピーライティング
  • 某省庁『人気アニメキャラクターを使った子ども防犯テキスト』企画、キャラクター使用部分構成・セリフ、コピーライティング
  • 某IT企業『広報誌連載マンガ』企画、マンガ原作 など

好きなマンガ家・マンガ作品(一部)

  • 石ノ森章太郎『サイボーグ009』…特に「地下帝国ヨミ編」「天使編」「神々との闘い編」が好きです。
  • 手塚治虫『火の鳥』
  • 諸星大二郎『マッドメン』『西遊妖猿伝』『暗黒神話』『孔子暗黒伝』『栞と紙魚子』…『暗黒神話』は、タイトルはコワイですが傑作です!
  • 新谷かおる『エリア88』
  • 永井豪『デビルマン』
  • 石川賢『虚無戦記』『ゲッターロボ・サーガ』
  • 浦沢直樹・勝鹿北星・長崎尚志『MASTERキートン』
  • 吉田秋生『海街diary』
  • あらゐけいいち『CITY』

マンガ家(作画担当)について

当社提携のマンガ専門編集プロダクションを通じて、企業案件やビジネス書を得意とするさまざまなマンガ家を起用できます。

※マンガ家のスケジュール上の都合で希望するマンガ家に依頼できない場合があります。
※著作権の問題から、本Webページにマンガ家の作品を掲載することができません。ご覧になりたい場合は当社までお問い合わせください。

スケジュールについて

ご用意いただける資料の内容・状態や取材の必要性、仕上がり判型・ページ数、色数…などによって大きく変動します。

詳しくはお問い合わせください。

例:某IT企業様 社内向け漫画コンテンツの場合(Web公開・フルカラー・A4判16ページ相当)

プロセス期間
資料お預かり〜初回提案約1カ月
テーマ・企画・あらすじ約2カ月
キャラクター設定約1カ月
シナリオ3ブロックに分けて五月雨式で合計約3カ月
ネーム3ブロックに分けて五月雨式で合計約3カ月
作画・写植3ブロックに分けて五月雨式で合計約3カ月
Webデザイン〜コーディング3ブロックに分けて五月雨式で合計約3カ月
合計約8カ月

安心のサポート体制

印刷会社・Webプロダクション ご紹介サービス

印刷・配送の手配や自社Web環境を用いたコンテンツの公開などに不安がある場合、当社が委託先を無料でご紹介いたします。
※印刷料・配送料・Web制作料などが必要となります。

社史本編 編集・制作プロダクション ご紹介サービス

マンガとは別に、数百ページの「●●年史」本体を編集・制作したいとお考えの企業には、社史編集・制作を得意とする編集プロダクションや、印刷やWeb化まで含めたワンストップ型サービスを提供している総合印刷会社を無料でご紹介いたします。
※編集費用、印刷費用、Webデザイン費用などが必要となります。

社史コンセプト・編集方針 作成サービス

社史(紙媒体・Web)本編の企画やディレクションを行った経験のある当社が、貴社の理念・経営方針・歴史・現在の事業展開・社風などを踏まえた上で、社史がどうあるべきか、どのようなコンセプトでどのような編集方針を掲げるべきかを、ロジカルに、かつ情熱面もしっかり理解した上で、ご提案いたします。
※有料のサービスです。

よくあるご質問

解説、チャート、写真など、マンガ以外の要素も入れられますか?

まったく問題ありません!

原作担当は、一般的なパンフレットやWebサイトの制作に長けており、未整理の資料から情報を構造化して解説文やメッセージを描いたり、チャート化するのを得意としています。
写真については、挿入は可能ですが作画のタッチなどによって違和感が生じる場合がありますので、ご相談ください。

実在の人物やエピソードを登場させることは可能ですか?

可能です! ただし、配慮や許諾が必要な場合があります。

例えば「創業者を登場させたい」といった場合、写真などを元にキャラクターをデザインできます。資料や取材を通じて性格設定をよりリアルにすることも可能です。事実に基づき、起承転結のあるストーリーにすることもできます。

ただし、多くの場合は許諾が必要になります。例えば…
・モデルにしたい人物が他界している場合(ご遺族に許諾を取っておいたほうが無難です)
・モデルにしたい人物が社員、元社員、その家族等、取引先の場合(許諾が必要。仮名・顔を似せない…などの対応が必要な場合もあります)
・CMに起用した芸能人など、社員以外の著名人を掲載したい場合(許諾が必要ですが、基本的には掲載を見送るべきです)

どこまで情報を渡せば、マンガ化できますか?

「ありったけ」をお願いします(笑)

テーマに少しでも関係がありそうな資料は、すべてご提供ください。こちらで必要な情報を整理し、不足している場合は「何が足りないのか、なぜ足りないのか」を明確にした「不足リスト」などを作成します。なお、お預かりした資料は責任をもって管理し、必要に応じて秘密保持契約を締結いたします。
資料がない場合は、こちらからのヒアリングや取材によって情報収集を行うことも可能です。 ※取材費が発生する場合があります。

完成後に修正は可能ですか?

ほぼ「できない」とお考えください。

セリフの差し替え程度の修正、絵のコマ単位の加筆やパーツの削除といった軽微な修正については、ご相談ください。
これ以上の修正は、場合によってはストーリーが破綻したり、ページ割・コマ割を数ページ以上修正したり…といった事態になる可能性があるため、「できない」とお考えください。クライアント様には、ネーム段階での確認の徹底をお願いしています。

人気漫画家に依頼することはできますか?

可能ですが、メリット・デメリットを把握した上で判断する必要があります。

人気マンガ家に依頼する場合、「注目度や話題性が高まる」というメリットがありますが、デメリットも考慮する必要があります。以下の理由から、基本的にはおすすめしていません。ストーリー性の高いものにはせず、ありもののキャラクター画を使わせていただく…というのが現実的です。

  • コストが超高額になる
  • 人気作品連載中のマンガ家の起用はほぼ不可能
  • スケジュールをコントロールするのが困難 
  • 要望通りの内容にしてもらえない可能性が高い
  • 修正はほぼ不可能
  • 公開可能期間が限られる(更新したい場合は追加費用が発生)

著作権は誰に帰属しますか?

作家側に帰属しますが、公開期間等に制約は設けていません。

原作(ストーリー構成・ネーム等)の著作権は有限会社スタジオ・キャットキックに、作画部分の著作権は作画担当の漫画家に帰属します。

ただし、完成したマンガについては、校了時の状態のまま無加工であれば、発注者様が目的の範囲で期間の制限なく使用できるよう、使用許諾をお渡ししています。

二次利用や、一部の絵などを用いた加工・転用、内容の改変をご希望の場合は、別途ご相談ください。

スタジオ・キャットキックについて

「かく」で、ささえる。

スタジオ・キャットキックは、「かく=書く+描く」の力で
企業や団体のコミュニケーションを支援する制作会社です。
広告・販促・広報・ブランディングなど、企業のコミュニケーションに幅広く対応。
言葉と構造にこだわった独自のアプローチで成果に貢献します。

Why "catkick"? ——社名に込めた、二つの意味。

スタジオ・キャットキック。 変な名前です。そして、インパクトを狙っています。
しかしここには、語感からは感じにくい、二つの意味が込められています。